第83話『ルパンの大西部劇』と日本国内
ロズウェル事件で墜落したUFOのカケラ「オリジナルメタル」をめぐって、ルパンファミリーとブラッディエンジェルスの攻防戦が展開する。ちなみに劇中でルパンがカジノでの軍資金を手に入れるため、次元、五ェ門、銭形に変装するシーンがあるがこの吹き替えは全て栗田貫一がモノマネで行っている。なお、本編とは異なるストーリーが考案されており、それを漫画化したものが深山雪男によって描かれ、「天使の策略 〜Another Angels〜」として『ルパン三世officialマガジン』に掲載された。また、アニメシリーズ史上で初めて銭形が自分の本名を言うシーンがある。
なお、奥田民生によってカバーされている(シングル「イージュー★ライダー」のカップリング曲)。山下毅雄によるサウンドトラックは、放送直後よりそのマスターテープが紛失しているため、完全な形でのレコード化あるいはCD化が不可能な状態となっている。それでも第1シリーズを彩った音楽の音源化を望むファンは絶えず、代替案として過去に3つの企画盤が発売されている。ルパン三世のシリーズ中で、最も有名なシリーズである。現在まで引き継がれる「ルパンのモンキー面」や「赤いジャケット」のイメージ、テーマ曲「ルパン三世のテーマ」もこのシリーズで生まれたものである。
1985年発売。定価3800円。キャッチフレーズは「格闘技宣言 熱き血のイレブン」。ヘディングやスライディングにも対応した本格的サッカーゲーム。グランドは縦スクロールであり、上下にゴールがある。キック・ジャンプ等が比較的自由に行える実戦的なシステムであるため、実際のサッカーで有りがちな様々なプレーを再現できるとされている。キーパーは常に動かせるが、フィールダーはボールの近くにいる数人だけがプレイヤーの操作通りに動き、それ以外の選手は自動で動き回る。ボールを持っていないときにキックボタンを押せばスライディングとなり、普通に走るより速く移動できる。ジャンプ中にボールに触れればヘディングとなり、レバー操作でボールの飛ぶ方向を決定できる。キックしたボールもレバー操作でカーブをかけることができる。キックの操作にはパス・シュート・クリアなどの区別は無く、ボタンを押す時間の長さや、ボールまでの距離に応じてゴロになったり山なりに飛んだりする。頭上に白い点のある選手はキャプテン(エースストライカー)であり、キック力に優れている。
それを象徴するものとして、総作画監督を置かないという大胆な手法が執られていることが挙げられる。正確には歴代シリーズに通して参加しているベテランスタッフ、青木悠三が基本デザインを起こしている(ルパンのジャケット色がピンクになったのは彼の提案だと言われている)ものの、それに合わせずとも良く(通常は基本画に合わせて仕上げねばならず、かつ総作画監督は各スタジオから上がってきた原画を、基本画に沿うように修正を入れる)、各話を担当した下請けスタジオが自由な画で作品を制作するという手法で制作された。長期に及んだ第2シリーズでは制作プロダクション毎に作画の精度やスタイルに落差が生じていたが、PartIIIではそれが更に顕著になり、話のたびにキャラクターの顔を始めデザインが大きく違うことで有名なシリーズでもある。また、帽子を目深に被って目線をなかなか見せないスタイルが定着していた次元についても、本作の放送初期は帽子を上げて普通に目を見せるといった、従来の「お約束事」をあえて反故にした自由な作風が随所に見られた。(ちなみに前作のスタッフであった大塚康生と宮崎駿は未参加。)当初青木が興した基本デザインは、モンキー・パンチの原作画(漫画新ルパン三世時)にそっくりなリアルタッチの絵柄であり、特に放送初期の不二子のデザインは原作の不二子に最も近い印象の作画だったが、次第に各下請けスタジオによる独自作画が始まり、終盤に至っては(青木による基本デザインが変更されたこともあり)ポップでギャグタッチの強い画が多くなっており、キャラクターデザインも一新された。ルパンのジャケットはピンク、次元が明るい青のスーツにオレンジのシャツ、銭形がグレーのコートとスーツにピンクのシャツになるなど、全体的にカラーリングが明るく派手目に変更されている。本来ルパンのジャケットは白の予定だったが、前作のイメージを保つという名目で白+赤でピンクになった。