第62話『ルパンを呼ぶ悪魔の鐘の音』と第63話『罠には罠を!』
前シリーズでキャラクターデザイナー、作画監督を担当した大塚康生は、TV第2シリーズの企画内容を知り、素直には喜べなかったそうである。彼も、劇場映画作品への参加を東京ムービー社長から誘われ、シンエイ動画からテレコムへと宮崎同様に移籍していた。だが劇場版第一作『ルパン三世 ルパンVS複製人間』では製作がすでに進行していたため、監修名義でほとんど何もしなかった。宮崎駿が監督を務めた第二作『ルパン三世 カリオストロの城』には作画監督として参加している。TV版には、原画の下請けを担当するテレコムの、新人アニメーターの教育係として参加している。大塚は、第72話『スケートボード殺人事件』にて、人手不足を補うため久々に作画に参加、前シリーズ風のルパンたちを描く。このテレコム作画回は新作スタッフによってすべて本シリーズの顔に修正された。その後もテレコムが作画を担当した第82話『とっつぁん人質救出作戦』、第84話『復讐はルパンにまかせろ』、第99話『荒野に散ったコンバットマグナム』、第105話『怪奇鬼首島に女が消えた』まで本シリーズのデザインに基づいた修正が施された。だが、その後もキャラクターデザインを尊重しない作画が続いたため、作画監督は修正を放棄してしまう。第143話『マイアミ銀行襲撃記念日』からは修正がなされず、前述の「ルパンの顔が違う」と局側から一度は納品拒否される事態が生じたのはこのためである。なお、このシリーズから、2001年放送のTVスペシャル第十三弾『ルパン三世 アルカトラズコネクション』まではメインスタッフ、キャストがほぼ変わらずに推移する。キャストはともかく、スタッフでは文芸の飯岡順一、撮影の長谷川肇、小林健一およびトムスフォトスタッフ、音楽の大野雄二、音楽監督の鈴木清司、録音の加藤敏、編集の鶴渕充寿、音響効果の糸川幸良、以上の面子は以後24年に渡り、劇場映画、TVシリーズ、TVスペシャル全作品に携わっている。2008年現在でも、飯岡順一、大野雄二、鈴木清司、加藤敏、小林健一やトムス・フォトスタッフの野村隆、金井弘は現役で登板し続けている。本作が放映された当時は『宇宙戦艦ヤマト』のヒットにより女子中高生を中心としたアニメブームが起きていた。本作も女子中高生を中心に人気を博した。
舞台:中国の万里の長城舞台:アメリカ合衆国のニューヨーク舞台:バミューダの海域
テレビ版第1シリーズ主題歌のタイトル同様、この楽曲タイトルも様々な形で表現され、統一されていない。「ルパン三世のテーマ30周年記念」として発売されたコンピレーションアルバム『THE BEST COMPILATION of LUPIN THE THIRD LUPIN! LUPIN!! LUPIN!!!』においても、「ルパン三世のテーマ」「THEME FROM LUPIN III 〜ルパン三世のテーマ〜」 「Theme From Lupin III」「THEME FROM LUPIN III」「Lupin The Third」「ルパン三世」といったタイトルで収録されている。楽曲によっては、オリジナル発売時の表記を尊重するモノもあるが、後に統一を図ろうと改題された曲もあり、混乱を招く一因となっている。JASRACでは、インスト版は「ルパン三世のテーマ'78」「THEME FROM LUPIN III '97」、ヴォーカル版は「ルパン三世のテーマ」として登録されているが、インスト版の「'79」「'80」はヴォーカル版の副題として登録されている。その為、この項のみ便宜的にヴォーカル版を「ルパン三世のテーマ(英語タイトル:Lupin The Third)」、インスト版を「THEME FROM LUPIN III」として表記し、単なるミックス(録音した楽曲を放送などにスタジオで尺を縮めたもの、もしくは同じ楽曲の楽器のバランスなどを再調整したもの)の違いやリミックス、コーラス・効果音の有無を除き、録音時楽曲の編曲違い(スコアやアレンジ別)で分けると以下のように区分できると考えられる。なお、それぞれのヴァージョンの説明自体については、下記の項を参照のこと。編曲は大野雄二。1996年のみ根岸貴幸。
その夜、ホテルの一室でルパンは五ェ門に桔梗を供養してやるようにと置物を手渡した。五ェ門が悲しみにくれるなか、部屋のドアがノックされて一人の女が入ってきた。なんとその女は死んだはずの桔梗であった。しかし、五ェ門に弱々しく抱きつく桔梗の手には短剣が握られていた。実は、桔梗も陳の手下で、竜の置物を狙っていたのだ。五ェ門を刺した桔梗は、連れである幻斎と共に不二子と竜の置物を奪い去ってしまった。さらわれた不二子が目を覚ました場所は、陳の所有する武器製造庫であった。竜の置物と斬鉄剣との間には恐るべき秘密が隠されていた…。