第105話『怪奇鬼首島に女が消えた』と第96話『ルパンのお料理天国』
日本テレビ系全国ネットで放送されていた『ルパン三世』TV第2シリーズの高視聴率を受け、製作費5億円をかけて製作された。ルパン三世と自らを神と名のる謎の人物マモーとの、賢者の石を巡る息つく間もない争奪戦を描く。「世界初の長編アニメビジョン」と宣伝で謳われ、作画においてビスタサイズを想定して通常より大判のセル画を用いている。本作は「初期の頃の大人向けのルパンが見たいという声にお応えします」という制作趣旨が明示されており、当時放送中だったTV第2シリーズの低年齢層向け作風とは異なり、TV第1シリーズ初期の作風に近づけるという意向が明言されていた。東宝宣伝部によると本作は『007シリーズ』のアニメ版という位置付けとし、ポスターと本編にヌードや性的表現を登場させるなど、ターゲットとする観客層は大人を想定していた。地方での同時上映作品はアガサ・クリスティ原作、ジョン・ギラーミン監督の『ナイル殺人事件』という大人向けの作品である。ところが、いざ公開が始まると事前の予想とは異なり、実際の観客層はTV第2シリーズを視聴中の子供が中心だった。そのため、10億円の配給収入を上げて次回作の製作が決定すると、ターゲットとする観客層は15〜16歳中心に改められた。キャラクターデザインはTV第1シリーズとも放映中だったTV第2シリーズとも異なる。不二子は髪型と目のデザインが独特で、五ェ門の肌はやや黒く塗られ、頭髪も濃い茶髪になっており、ルパンの顔は比較的細長く、上着(ジャケット)はTV第2シリーズと同様に赤いものの、他の配色はTV第1シリーズに近いものになっている。また、愛車はTV第1シリーズの初期で使用されていたメルセデス・ベンツSSKだった。TV第1シリーズのキャラクターデザイナーである大塚康生は、少し先行して製作されていた『未来少年コナン』の影響で参加が遅れているが、監修・メカニックデザインを担当している。なお、(出崎統が参加している)初期のTVスペシャルのキャラクターデザインは本作をイメージした物であり、馬面ルパンと呼ばれている。
また、1960年代後半からはじまったフェミニズム運動と女性の社会進出により、1980年代には女性作家が女性の私立探偵を主人公にした作品を書くようになる。まずマーシャ・マラーのシャロン・マコーンが『人形の夜』(1977)で登場し、続いてサラ・パレツキーのV・I・ウォーショースキーが『サマータイム・ブルース』(1982)で、スー・グラフトンのキンジー・ミルホーンが『アリバイのA』(1982)で登場した。以後、リアリスティックな女性私立探偵小説は一大潮流となる。1970年代以降の作品の多くは、文体も主人公たちの性格もハードボイルドではないため、私立探偵を探偵役にしたミステリは、私立探偵小説(PIノヴェル Privete Eye Novel)という名称で呼ぶのが一般的になった。こうした私立探偵小説の流れとは別に、ハードボイルド文体で描かれた犯罪小説がある。ハメットと同時期の作家で、ハードボイルド文体の創始者としてあげられるのが『リトル・シーザー』(1929/映画「犯罪王リコ」の原作)のW・R・バーネットと、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(1934)のジェームズ・M・ケインである。「ブラック・マスク」誌の出身であるが独自の道を歩んだホレス・マッコイは、『彼らは廃馬を撃つ』(1935)で大恐慌時代の明日なき青春を冷徹な筆致で描く。また『ミス・ブランデッシの蘭』(1939)で登場したジェイムズ・ハドリー・チェイスは、イギリス人ではあるがアメリカ英語で作品を発表。『殺人のためのバッジ』(1951)など警察官を主人公としてアメリカの社会問題を描こうとしたウィリアム・P・マッギヴァーン、ハメット・スタイルで書かれた『やとわれた男』(1960)でデビューしたドナルド・E・ウェストレイクもハードボイルド小説に新風をもたらした。これらの作品の手法・文体は映画の影響をうけた部分もあり、また多くの作品が映画化されることによる相互作用で、ハードボイルド・タッチは熟成していった。
という内容を見つけ、銭形のためにショット・シェルを壊滅させると同時に組織の資金もごっそりいただこうと計画した。 さっそく不二子と五ェ門を呼び寄せて、ショット・シェルをつるためにロシアの原子力潜水艦「イワノフ」を強奪。さらに、イワノフを操縦できるロシア核物理学研究所のカレン・クオリスキー教授も盗み出してショット・シェルからの接触を待つ。一路、北極へ向かったルパンたちであったが、カレンは次元になにかしらの思いがある様子。そして、次元と2人きりになったカレンは、次元に銃を向ける。彼女によると、父親が次元に殺されたのだという。だが、引き金を引こうとしていたその時、キースがヘリで奇襲してきたためにうやむやとなってしまう。ルパン・次元・不二子とカレン・五ェ門・銭形の二手に分かれた一行は、カレンらを残してイワノフを手土産代わりにショット・シェルの本拠地へと向かった。ショット・シェルの経営者であるジョン・クローズは、東欧諸国が正規ルートで武器の輸出を始めたため、各国が買いたくても買うことができない核兵器に手を出すことを計画していた。そのために、ぜひともルパンと手を組みたいという。ルパンは、それを聞いて手を組んで計画に協力する裏で、資金を保管している金庫を探し始めた頃、五ェ門がキースによって刺殺されてしまう。さらに次元もキースの手によって爆死し、残されたルパンもミサイルで逃亡を図るが撃墜されてしまう。
今日も世界中で活動をするルパン三世。しかし、それはほとんどが違う格好、違う顔、違うジャケットを着ていた。何十人のルパンを海を越えて捜査していた銭形は、それはすべて偽者だと感づいていた・・・・。いったい本物は何処に?東京の寂れた街。夢も希望も無く、ただ毎日を漠然と過ごすしかないラーメン屋のアルバイトで生計を立てる青年ヤスオは、恋人である人気レポーターのユキコからも愛想をつかされつつあり、叶う事の無い「刺激」を求め続けていた。しかしそんな時店に残っていた緑色のジャケットとすったワルサーP38を切っ掛けに、彼の人生は大きく狂い始めて行く事になってしまう。それからしばらくして、飛行機事故が発生した。実際は民間の軍事組織「ナイトホークス」によるものであった。その「ナイトホークス」の持つお宝・アイスキューブを目当てに、東京の飛行機事故の現場の近くにいたルパンは次元とともに事故の生き残りである少年を助け車に入れたが、その少年の頭にただの傷ではない傷があった。脳手術の跡だとわかったルパンは、さらにそのなかにあるデータがあると気付き、そのデータのダウンロードに成功した。しかしそんな彼の車の中に、なんとジャケットの色を除いて自分と瓜二つの姿をしたもう一人のルパンが現れた。その後、二人のルパンは、橋の上で対峙する。ルパンの追跡取材を行っていたユキコは、二人のルパンの姿を目撃し、驚愕する。ルパンが2人!?